2代目こそ多動力が必要:堀江貴文「多動力」レビュー

堀江貴文さんの多動力を読んだ。

今回はその書評を2代目の視点から書いていく。

 

僕たち2代目の後継者にとって先代の壁はとてつもなく大きい。

なぜ大きいのか?

それは、会社を作った人だから。

だから創業者はすごい。

 

でも、それだけで終わらせていいのか?

なぜ、僕たちは創業者の壁を見上げているのか。

それは、彼らのバイタリティに憧れ、嫉妬をし、引け目を感じているからだ。

少なくてもぼくはそんな感じだ。

 

だからこそ、そんなバイタリティ溢れる人の後を継ぐのは不安だ。

不安だから、僕たちは日々頑張っている。

精力的に動くことのできる人間になりたいと努力している。

この多動力は創業でバイタリティ溢れる堀江貴文さんの性格、

創業者の気質をうかがい知れるものになっている。

 

この本の中から2代目が創業者の気質を知り近づくために有効な部分を紹介したい。

 

全部自分でやらなければいけない」という思い込みを捨てる

多動力の中に

「全部自分でやらなければいけない」という思い込みをしていては、多くの仕事を手がけることはできない。自分が最も力を発揮できる仕事だけをやろう

こんな文章がある。

堀江さんは、本の執筆でさえ人にしてもらっているという。

というか、多くのベストセラーはコピペ本らしい。

全部の仕事を自分でやろうとしていては、多くの仕事を手がけることは難しい。

たくさん動くためには、人を動かすことが大切。

自分がやらなくてもいいことをどれだけ人にやってもらうか、が精力的に動いていくために必要。

 


ぼくも先代と仕事をする中で、確かに創業は仕事を振るのがうまい。

先代はパソコンを使えないし、事務が苦手、一つのことを長く続けることも苦手。

だから、自分では事務作業的なことは何もしない。

全て人に振っている。

 

一方、ぼくはパソコンが使える。勉強が好き。

無意識に自分で全部やってしまおうとする。

 

ぼくと先代で印象的だったのが、

「先月の広告費はいくら?」を調べる際の出来事。

 

ぼくは、先月の請求書の束を開いた。

先代は、税理士に電話した。

 

先代とぼくとでは初動が違う。

ぼくはまずは自分でやってみる。

先代はとにかく「餅は餅屋」。専門にしている人に聞く。

 

結果は、税理士に聞いた方が早かった。

 

何でもかんでも、聞いたら失礼じゃない?とは思う。

でも、専門にしている人に聞いて解決するのは

業務をスピーディーに進める上で、至極合理的な判断だ。

 

無意識に「〜しなければならない」に僕たちは縛られていないだろうか。

 

本音で生きればストレスは溜まらない

本書に多動であるための秘訣として、健康第一が掲げられている。

そして健康第一にいるために、必要なのが

睡眠

そして

ストレスのない生活を送ること

ストレスのない生活を送るためには

「やりたくないこと」はやらない、「付き合いたくない人」とは付き合わないことが鉄則

と本書に書かれてある。

 


 

僕たち2代目にとって、「やりたくないこと」はやらない。

 

それは可能なのだろうか。

ぼくの結論は「ほとんどは可能」

しかしながら、色々と条件がある。

1、権限をある程度委譲されている

2、従業員数がある程度(10名以上)いる

 

これが条件として当てはまるのではなかろうか。

これがあれば、「やりたくない」ことは人にやってもらえる。

 

でも、「やりたくない」ことの中でも、しなければいけないことが2つ。

人事関係(退職や採用)

クレーム処理

だ。

 

人事関係は、必要。

なぜなら、経営者のパワー=人事権だから。

そこは手を抜いてはいけない。

 

しかしながら、クレーム処理については、現場の責任者がいれば僕たちはしなくても良い。

そもそも、クレーム処理はトップが受け付けても、現場の改善には至らないことが多い。

なぜなら、現場には「現場は私たちの方が知っている」というプライドがあるから。

現場で起こったクレームは、お客様から現場の実務を把握している責任者が直接受けることで

「危機感」へとつながり、改善に向かう。

 

20人以下の会社では、道のりは少し遠いが、

僕たち2代目が「やりたくないこと」を「やらない」ことは十分に可能である。

 

人生に目的なんてない 今を楽しむことだけが全て

本書にこのように書いてある

僕はそもそも「アイデアを見つけたい」「人脈を広げたい」なんていう頭でっかちな考えを持って日々を過ごしてはいない。

おもしろい人たちとおもしろい時間を過ごす。その結果、偶然のようにアイデアが生まれ、仕事につながり、遊びにもつながる。

(中略)

何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。楽しむことだけがすべてなのだ。

 

自己啓発本などをよく見ていると、

長期の目標を定めてから年ごと、月ごとのゴールを設定していく

という方法が一般的である。

 

そのように将来のゴール設定をして日々を過ごしていくことが「正しいこと」

だと勘違いしてないか?

そこに無理矢理、自分たちを当てはめようとしていないだろうか。

 

そんな凝り固まった考え方をしなくてもいい。

楽しんで日々を過ごすことで、スティーブ・ジョブスが言った

「過去の点と点をつないでいくと線になる」状態になるのだ。

 

「2代目だから〜しなければならない・〜してはいけない」という考えは捨てよう。

もっと具体的に言えば、

「2代目だから跡を継がなければいけない」「2代目だから起業や副業をしてはいけない」

という考えから一旦解放されて、興味がおもむくままに行動してみよう。

 

「先代がやったことのない事業を行ってみる」もしくは「起業してしまう」

というのも有効な選択肢だ。

それによって、先代を超える自信がつくだろう。

 

多動力はそんな風に思わせてくれる本だった。

 

多動力は買うよりも、kindle unlimitedの方がお得

キンドルの専用端末はもちろん、iPadやiPhoneでも電子書籍kindleを読むことができる。

電子書籍はデータなので、紙の本よりも安い。

そして場所を取らない。

そしてkindle unlimitted(キンドル アンリミテッド)に登録すれば

月額980円で膨大な本を読み放題にできる。

多動力も、読み放題の中に2018年12月現在では含まれている。

普通に買うくらいだったら、アンリミテッドに登録した方が良い。

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